生活環境

生活環境
La vie à la
Maison du Japon

居住環境について

居住空間

 パリ国際大学都市日本館の43館のなかでも、日本館はその清潔さ、静かさの点において優れているという評価を得ています。
 日本館には広さが11㎡~30㎡の居室が70部屋あり、そのうちのいくつかには、シャワー、トイレが付いています。どの部屋にもベッド、勉強机、本棚、戸棚、インターネット接続、小冷蔵庫、洗面台が備えられています。

居住者

 日本館の入居者総数は2023年4月時点で71名(日本人が36名、外国人が35名)です。
 外国人居住者の国籍は18か国に及んでいます。→アルゼンチン、アルジェリア、イタリア、インド、イラン、スウェーデン、スペイン、ドイツ、中国、チュニジア、デンマーク、フランス、ブラジル、ベトナム、ベルギー、メキシコ、モロッコ、レバノン。
 このように日本館には多くの外国人居住者がいます。これを支えている制度の1つが、居住者交換制度(Brassage)です。これによれば各館は自国の学生・研究者数を70%までとし、外国人の学生・研究者数を30%以上確保することが求められています。現在、17名の日本人学生・研究者が、brassé(e)として他館に居住しています。

部屋

設備・サービス

各室の設備:冷蔵庫、寝具一式、机、椅子、戸棚、インターネット 各階の設備:共同キッチン(電気コンロ付き調理台、電子レンジ、オーブン) 男女別トイレ・シャワー室
共用設備:大サロン、小サロン、図書室、洗濯機2台、乾燥機2台、居住者談話室(PC、プリンター、アイロン設置)
居住者サービス:週1回の各室清掃、2週間に1回のシーツ交換。*居住者の多くは、近所のスーパーで買い物をし、共同キッチンで調理しています。また、大学都市本館にはレストラン、カフェテラスがあります。スペイン館、韓国館、ドイツ館にもレストランが備わっており、これらは誰もが利用できます。

居住者委員会(Comité des résidents)

 大学都市の各館は、居住者が学問・研究に専念し、かつ快適な日常生活を過ごせるよう、自治組織としての居住者委員会(コミテ)を設けています。コミテは、館長と協力しつつ、文化活動の実施、居住環境の改善、居住者の親睦などに積極的に取り組んでいます。
 日本館の生活について、居住者から要求や苦情が出た場合、館長に要求や提案を行うこともあります。このようなコミテは、年度始めに候補者を募り、居住者の選挙により選出されます。

部屋

居住するには

料金表、入居申込み方法も参照して下さい。
居住者区分

 大学都市の居住者は一時滞在者 (Passager) と正規居住者 (Résident) に大別されます。
 正規居住者には、学生、研究者、芸術家・文化関係専門家の3つのカテゴリーがあり、それぞれ異なった資格要件および滞在期間が定められています。
 日本館は商業的なホテルでも単なる寄宿舎でもなく学生や研究者の国際的な友好親善と日仏間の文化・学術交流の推進の場です。日本館に居住するためには、このことを充分に理解し、居住者間の交流を行う意思をもつことが求められます。

入居申請に関する時間的条件

 入居申請をするためには、次の時間的条件を満たしていることが必要です。
(1) 学生居住者として入居申請する場合:
 1) 過去の連続する6年において、7・8月を除く居住期間が30カ月を超えていないこと。または、
 2) 上記の期間が30カ月を超えている場合は、超えたときから3年が経過していること。
(2) 研究者・芸術家・文化関係専門家として入居申請する場合:
 1) 過去の連続する4年において、居住期間が2年を超えていないこと。または、
 2) 上記期間が2年を超えている場合は、超えたときから2年が経過していること。

一時滞在者

 一時滞在は、各館が独自の判断で認めるか否かを決定します。滞在者は、フランスまたは日本の高等研究教育機関と何らかのつながりがあることが求められます。滞在時期についてとくに条件はなく、空室があれば受け入れます。18才未満の滞在者は、保護者の同伴が必要です。5泊以上滞在することが条件です。

正規居住者

 正規居住者となるための条件および居住期間は以下のとおりです。


学生

○入居資格
学生正規居住者の入居資格は次の3つの条件をすべて満たすことです。
(1) 大学入学後3年以上が経過していること。
(2) 年齢が18歳以上であること。
(3) イル・ド・フランスに所在するフランス高等教育機関の修士課程または博士課程に正規登録していること。
なお、芸術実技専攻の学生は、上記の条件が緩和される場合があります。詳細は館長にお問い合わせください。
○居住期間
大学年度(9月1日から翌年の6月30日まで)です。居住延長は、過去の連続6年における居住期間(7、8月を除く)と合わせて30カ月を超えない範囲で認められることがあります。


研究者

○入居資格
研究者居住者の入居資格は次の3つのいずれかを満たすことです。
(a) 博士号取得者であること。
(b) 高等教育機関、研究機関または大学が承認する研究計画に従事すること。
(c) 研究者として、イル・ド・フランスの大学、高等教育機関あるいは研究機関から招請されていること。
○居住期間
1年以内です。居住延長は、過去の連続4年における居住期間と合わせて2年を超えない範囲で認められることがあります。


芸術家・文化関係専門家

○入居資格
芸術家は、特に分野は問いません。文化関係専門家は、学芸員、文書館員、司書、技術者などを指します。
入居資格は、展覧会、公演、特定の芸術プロジェクトのためにイル・ド・フランスに来ることです。
○居住期間
1年以内です。居住延長は、過去の連続4年におけるの居住期間と合わせて2年を超えない範囲で認められることがあります。

現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません。

提出期限は5月31日です。
入居資格と滞在期間も参照してください。
一時滞在申込み

 日本館をはじめとするパリ国際大学都市の各館では、正規居住者をまず受け入れ、空室があるときのみ、一時滞在者にも部屋を用意しています。日本館では、一時滞在については滞在期間が5泊以上であることが必要です。また予約は原則として、
滞在期間が31泊以上の場合:滞在開始の3ヶ月前から
滞在期間が21〜30泊の場合:滞在開始の2ヶ月前から
滞在期間が11〜20泊の場合:滞在開始の1ヶ月前から
滞在期間が5〜10泊の場合:滞在開始の3週間前から
申請を受け付けます。まず、メールで館長宛てに、どのような用務・資格で滞在するのかを伝えるとともに、希望滞在期間に空室があるかどうかを問い合わせてください。日本館館長は、予約状況等を調整のうえ、受け入れの可否を回答します。
受け入れが可能である場合には、一時滞在申請書に必要事項を記入して返送してください。この滞在申請書の受領、および、日本館から送られる受領のメール通知をもって予約成立とします。場合によっては予約金をいただくことがあります。室料は、到着後、現金、クレジットカード、TCなどで精算可能です。

正規居住申込み

正規居住者としての入居を申請する方は、まずパリ国際大学都市のウェブ・サイト上で入居申請をしてください。(https://bienvenue.ciup.fr/questionnaire/ )
次いで、以下に示す入居資格区分に応じて、日本館への申請手続きをとってください。

(I) 学生正規居住者

必要書類

以下の書類を一括して、PDFで日本館宛にお送りください。メールアドレスは次のとおりです。(administration@maisondujapon.org
(a) パスポートのコピー
(b) フランスの研究教育機関(または指導教授)の受け入れ証明書
(c) 奨学金の証明書
(d) 日本の最終学歴の修了証明書
(e) 日本の指導教員の推薦状
(f) 履歴書+自己アピール文(両者とも特に指定書式なし)
(g) これまでの研究内容とこれからの研究計画
以上の書類は、日本語、フランス語、英語のいずれかの表記にしてください。ただし、正本が上記言語以外の言語で書かれている場合は、上記言語のいずれかの訳文を付してください。
※(b) については、締切日までに正式の受入証明書が間に合わない場合は、フランスの受入機関、あるいは受入指導教員からの手紙やメールのコピーをとりあえず送付してください。
※(c) は、奨学金を取得しない方は必要ありません。
※(d) (e) は、フランス留学直前の在籍校が日本以外の国の研究教育機関である場合、日本の最終学歴の研究教育機関・指導教員の書類とフランス留学直前の研究教育機関・指導教員の書類を合わせて送付してください。
※(f) について、現住所と連絡先(電話番号、メールアドレス) を必ず明記してください。
※(g) について、A4版横書き3枚程度で書式は自由です。研究計画は、何をいつまでにどこまで仕上げるのか、具体的に記述してください。
提出期限

提出期限は2023年5月31日です。
選考手続き

入居候補者の選考は、6月1日から開始します。選考結果は、6月下旬に本人宛に通知します。 なお、入居館は、日本館とは限りません。他館になる場合があります。


(II) 研究者正規居住者

必要書類

3ヶ月を超える滞在を申請される方は、以下の書類を一括してPDFで日本館宛にお送りください。メールアドレスは次のとおりです。(administration@maisondujapon.org
(a) パスポートのコピー
(b) フランスの研究教育機関 (または指導教員) の受入れ証明書あるいは日本の所属機関の派遣証明書
(c) フランス滞在中の収入を証明するもの
(d) 簡単な履歴書と業績一覧
以上の書類は、日本語、フランス語、英語のいずれかの表記にしてください。ただし、正本が上記言語以外の言語で書かれている場合は、上記言語のいずれかの訳文を付してください。
選考手続き

申請は随時受け付けます。申請書類を受領後、日本館館長は、日本館および他館の空室状況などを考慮して入居の可否を決定し、本人宛に通知します。


(III) 芸術家・文化関係専門家正規居住者

必要書類

以下の書類を一括してPDFで日本館宛にお送りください。メールアドレスは次のとおりです。(administration@maisondujapon.org
(a) パスポートのコピー
(b) フランスの受入れ機関あるいは日本の派遣機関による展覧会、公演、研究プロジェクト、研修等の証明書
(c) 展覧会、公演、研究プロジェクト、研修等の予算書
(d) 簡単な経歴書と業績一覧
以上の書類は、日本語、フランス語、英語のいずれかの表記にしてください。ただし、正本が上記言語以外の言語で書かれている場合は、上記言語のいずれかの訳文を付してください。
選考手続き

申請は随時受け付けます。申請書類を受領後、日本館館長は、日本館および他館の空室状況などを考慮して入居の可否を決定し、本人宛に通知します。